炭酸水メーカーを使ってみたいけれど、どれを選べば良いか分からない…。
そんな人に向けて、この記事では「比較して分かった炭酸水メーカーの違い」をお伝えします。

実際に炭酸水メーカーを使って比較しました。じっくり読んでみてください。
最初に紹介してしまうと、私が選んだベストバイは次の通りです。
- ドリンクメイト620:水以外を炭酸にしたい場合のベストバイ
- ドリンクメイト マグナムスマート:水のみを炭酸にしたい場合のベストバイ
- ソーダストリーム ソースパワー:のどごし重視派におすすめ!セカンドバイ
※この記事で使用したソーダストリーム ソースパワーは、価格が高価です。
のどごしを重視したい人で、導入コストを抑えたい場合、同じくソーダストリームの製品「ソーダストリーム スピリット」をおすすめします。
「ランニングコスト」や「炭酸の持続性」など様々な点で他の炭酸水メーカーより優れていたことから、ドリンクメイトをベストバイに選びました。
また、総合評価がドリンクメイトの次に良く、グッと飲むのにピッタリな「のどごしの良い炭酸」を作れたソーダストリームをセカンドバイに選びました。
注意
この記事は、実際にそれぞれの炭酸水メーカーを自費で購入またはレンタルして違いを比較しています。
市販の炭酸水も含め、それぞれの炭酸水を飲み比べながら作成していますが、個人的な意見のためご了承ください。
炭酸水メーカーの選び方3つのポイント
炭酸水メーカーを選ぶ際に注目したいポイントは次の3つです。
- タイプ:カートリッジ式、シリンダー式から選ぶ
- 炭酸にできる飲み物:水専用か、水以外にも対応しているか
- 炭酸の強さ調整:手動か、自動か
①:カートリッジ式、シリンダー式から選ぶ
炭酸水メーカーには、コンパクトで持ち運びやすいカートリッジ式と、コスパの良いシリンダー式があります。
カートリッジ式の炭酸水メーカー
- 小さなガスカートリッジを使うため持ち運びやすい
- 家庭ごみとして処理できるため、処分が簡単
- 1回使い切りのため、ランニングコストは高くなりがち
カートリッジ式の炭酸水メーカーは、約7cmほどの小さなガスカートリッジを使って炭酸を注入します。
コンパクトで持ち運びやすいため、キャンプなど外で使いたい人には、カートリッジ式の炭酸水メーカーがおすすめです。
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ガスシリンダー式の炭酸水メーカー
- 大容量シリンダーを使うためコストが安く経済的
- シリンダーは回収してもらって処理
- 大型のため、置き場所の確保が必要
ガスシリンダー式の炭酸水メーカーは、大型のガスシリンダー(~約30cm)を使って炭酸を注入します。
大型な分、ランニングコストが安いため、頻繁に炭酸を作りたい人はシリンダー式がおすすめです。
まとめると次の通りです。
タイプ | カートリッジ式 | シリンダー式 |
---|---|---|
サイズ | コンパクト | 大型 |
ランニングコスト | 高くなりがち | 安い |
ごみの処理 | 家庭ごみ | 指定業者に回収してもらう |
おすすめする人 | キャンプなど外で使いたい人 | 頻繁に炭酸を飲む人 |
②:水専用か、水以外にも対応しているかから選ぶ
炭酸水メーカーは、
- 水専用タイプ
- 水以外を炭酸に出来るタイプ
の2種類あります。
水以外に対応している炭酸水メーカーなら、ワイン、日本酒、ジュース、紅茶など水以外の飲み物を炭酸に出来ます。
③:炭酸の強さ調整方法を手動・自動から選ぶ
炭酸水メーカーには、
- 自動で炭酸の強さを調整できるタイプ
- 手動(ボタンを押す回数)で炭酸の強さを調整するタイプ
がありますが、より強い炭酸が好みなら調整しやすい手動タイプをおすすめします。
一方、自動タイプはボタン一つで簡単に炭酸を作れるため、操作に不安がある場合は自動タイプをおすすめします。
炭酸水メーカーの違いを実際に比較してみた!
次の4種類の人気炭酸水メーカーを実際に比較してみました。
炭酸水メーカー | ①: タイプ | ②: 炭酸にできる飲み物 | ③: 炭酸の強さ調整方法 |
---|---|---|---|
ソーダストリーム ソースパワー | シリンダー式 | 水専用 | 自動 |
ドリンクメイト マグナムスマート | シリンダー式 | 水専用 | 手動 |
アールケ カーボネーターII | シリンダー式 | 水専用 | 手動 |
グリーンハウス ツイスパソーダ | カートリッジ式 | 水以外も可 | 手動 |
炭酸水メーカーの比較動画はこちら。
比較したのは次の5つのポイントです。
- ランニングコスト:炭酸1Lを作るのに必要なコスト
- 強炭酸:強炭酸を作れるか
- 炭酸の持続性:炭酸を長時間楽しめるか
- 炭酸の好み:口の中ではじけるタイプ、のどごしタイプ
- ボトル:ボトルで保存した時の炭酸の持続性
①:炭酸1Lを作るのに必要なコストの違いを比較
炭酸水メーカーのコストを重視するなら、
- 炭酸水メーカーの本体代
- ランニングコスト
を比較して選びます。
理想的な値のため、使い方によって差はありますが、どれも市販の炭酸水(約115円/L)よりも低コストで炭酸を楽しめます。
コストを重視する人に最もおすすめの炭酸水メーカーは「ドリンクメイト マグナムスマート」です。
ドリンクメイト独自の大容量マグナムガスシリンダーに対応しているため、低コストで炭酸を作れます。
水専用の製品のため、水以外も炭酸にしたい場合は、同じようにマグナムシリンダーに対応した「ドリンクメイト620」がおすすめです。
- 水以外もOK:ドリンクメイト620
- 水専用:ドリンクメイト マグナムスマート
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②:強炭酸を作れるか比較
市販の強炭酸と飲み比べて、同じくらい~強い炭酸だった場合、強炭酸と評価しました。
比較対象として使った市販の炭酸水は「ウィルキンソン」、「サンガリア 伊賀の炭酸水」の2種類です。
実際に試してみた結果、次の条件で炭酸を作ったところ、どの炭酸水メーカーでも強炭酸を作れました。
強炭酸を作った条件は次の通りです。
炭酸水メーカー | 水の量 | 炭酸を作った条件 |
---|---|---|
ソーダストリーム ソースパワー | 840mL | 強炭酸ボタン×1回 |
ドリンクメイト マグナムスマート | 850mL | プシュッと音が鳴る×3回 |
アールケ カーボネーターII | 800mL | レバーを引く×3回 |
グリーンハウス ツイスパソーダ | 720mL | カートリッジ×1本 |
どれも強炭酸を作れましたが、
- シリンダータイプ
- 手動タイプ
の方が、自分好みの強さの炭酸を作りやすく感じました。
この記事で比較した4つの炭酸水メーカーの中なら、次の2つがおすすめです。
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③:炭酸の持続性の違いを比較
作った強炭酸を5分ごとに飲み、市販の強炭酸と比較して評価しました。
評価の基準は次の通りです。
- 強炭酸:市販の強炭酸と同じ~より強い炭酸
- 中炭酸:市販の強炭酸より弱いが、しっかり炭酸を感じる強さの炭酸
- 弱炭酸:非常に弱い炭酸
結果は次の通りです。
時間(分) | 0 | 5 | 10 | 15 | 20 |
---|---|---|---|---|---|
ソーダストリーム ソースパワー | 強 | 中 | 弱 | 弱 | 弱 |
ドリンクメイト マグナムスマート | 強 | 強 | 中 | 中 | 弱 |
アールケ カーボネーターII | 強 | 弱 | 弱 | 弱 | 弱 |
グリーンハウス ツイスパソーダ | 強 | 弱 | 弱 | 弱 | 弱 |
手動タイプのため、最初から強い炭酸を作れたことも理由ですが、「ドリンクメイト マグナムスマート」は特に長時間炭酸が持続しました。
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④:炭酸の飲み心地の違いを比較
実際にそれぞれの炭酸水メーカーで作った炭酸水を飲み比べて、飲み心地を比較しました。
個人的な感想ですが、飲み比べた結果は次の通りです。
炭酸水メーカー | 飲み心地 | 泡の大きさ |
---|---|---|
ソーダストリーム ソースパワー | のどごしが良い | 小さめ |
ドリンクメイト マグナムスマート | 口の中の刺激が強い | 大きめ |
アールケ カーボネーターII | 口の中の刺激が強い | 小さめ |
グリーンハウス ツイスパソーダ | のどごしが良い | 小さめ |
今までウィルキンソンの炭酸水を使っていたため、同じように口の中の刺激が強い「ドリンクメイト マグナムスマート」を使ってとても満足しています。
また、お風呂上がりにグッと炭酸を飲んだり、コーラやカルピスソーダなどを楽しんだりしたい人なら、のどごしの良い「ソーダストリーム」もおすすめです。
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⑤:ボトルで保存した時の炭酸の持続性の違いを比較
それぞれの専用ボトルで保存した時、炭酸が持続するか違いを比較してみました。
- 炭酸:強炭酸を作る
- 保存:冷蔵室でボトルを立てて保存
- 時間:12時間後、24時間後
結果は次の通りです。
時間 | 0 | 12時間後 | 24時間後 |
---|---|---|---|
ソーダストリーム ソースパワー | 強 | 強 | 弱 |
ドリンクメイト マグナムスマート | 強 | 強 | 中 |
アールケ カーボネーターII | 強 | 中 | 中 |
グリーンハウス ツイスパソーダ | 強 | 中 | 弱 |
12時間ほどなら十分強い炭酸を楽しめ、どの炭酸水メーカーもボトルの密閉性は十分でした。
炭酸水メーカーの違いを比較して選んだおすすめ
これまでの比較結果をまとめると次の通りです。
- ドリンクメイト620:水以外を炭酸にしたい場合のベストバイ
- ドリンクメイト マグナムスマート:水のみを炭酸にしたい場合のベストバイ
- ソーダストリーム:のどごし重視派におすすめ!セカンドバイ
炭酸水メーカー | 特徴 | コスト | 強炭酸の 作りやすさ | 強炭酸の 持続時間 | 飲み心地 | ボトルの 密閉性 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
タイプ | 炭酸にできる飲み物 | 本体代(税込) | ランニングコスト | |||||
ソーダストリーム ソースパワー | シリンダー式 | 水専用 | 31,900円 | 約36.7円/L | ○ | 5分~ | のどごしが良い | 12時間~ |
ドリンクメイト マグナムスマート | シリンダー式 | 水専用 | 10,868円 | 約25.4円/L | ◎ | 15分~ | 口の中の刺激が強い | 12時間~ |
アールケ カーボネーターII | シリンダー式 | 水専用 | 23,980円 | 約36.7円/L | ◎ | 5分未満 | 口の中の刺激が強い | 12時間未満 |
グリーンハウス ツイスパソーダ | カートリッジ式 | 水以外もOK | 7,000円 (2021年1月Amazon価格) | 約60.0円/L | ○ | 5分未満 | のどごしが良い | 12時間未満 |
全ての評価をまとめると、「ドリンクメイト マグナムスマート」が最もおすすめです。
ただ、コーラやソーダを作りたいなど、のどごしの良さを重視するなら、「ソーダストリーム」も検討してみてください。
また、ワインやジュースなど水以外を炭酸にしたいなら、コスパの良い大容量マグナムガスシリンダに対応した炭酸水メーカー「ドリンクメイト620」もおすすめです。
比較して分かった炭酸水メーカーの違いまとめ
この記事では、「炭酸水メーカーの違いを比較して選んだニーズ別おすすめ製品」をお伝えしました。
今までの結果をまとめると次の通りです。
- ドリンクメイト620:水以外を炭酸にしたい場合のベストバイ
- ドリンクメイト マグナムスマート:水のみを炭酸にしたい場合のベストバイ
- ソーダストリーム ソースパワー:のどごし重視派におすすめ!セカンドバイ
※この記事で使用したソーダストリーム ソースパワーは、価格が高価です。
のどごしを重視したい人で、導入コストを抑えたい場合、同じくソーダストリームの製品「ソーダストリーム スピリット」をおすすめします。
炭酸水メーカーは、市販の炭酸水と比べて、次のようなたくさんのメリットがあります。
- 市販の炭酸水より、コスパが良い
- ペットボトルゴミを捨てなくて良い
- 好きな強さの炭酸を作れる
- いつでも炭酸を楽しめる
これらのメリットに加え、実際に炭酸水を飲み比べてみて、「自分の好きな美味しい水で炭酸を作れる」のは魅力的に感じました。

いつでも美味しい炭酸を楽しめ、ペットボトルゴミでいっぱいだったゴミ箱もスッキリ!とても満足しています。
この記事で紹介した炭酸水メーカーは次の通りです。
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