炭酸水メーカーは、ガスシリンダーなどを使って水(モデルによっては水以外も)に炭酸を注入することができます。
いつでも炭酸水を楽しめる、ペットボトルゴミを減らせるなど多くのメリットがあり、人気の製品です。
わが家でも炭酸水メーカーを利用していますが、購入を検討する際には、炭酸水メーカーのコスパは良いのか?、どの炭酸水メーカーが一番コスパが良いのか?、市販の炭酸水を買った方が安いのか?などコスト面でかなり悩みました…。
そこで、この記事では炭酸水メーカーはコスパ悪い?元が取れるかについてお伝えします。
炭酸水メーカーのコスパは悪くない
結論をお伝えしてしまうと、炭酸水メーカーで炭酸水を作る場合のコストは約28円/L~。
実際のコストは選ぶメーカーや、炭酸水の作り方によって違いが出ますが、市販のペットボトル炭酸水を買う場合と比較しても、コスパは悪くありません。
炭酸水メーカーのコスパが悪いといわれる理由
では、なぜ炭酸水メーカーのコスパは悪いと言われてしまうのか?
原因としては、初期費用がかかることや、故障のリスクがあること、使い方によって実際のランニングコストが異なることなどが考えられます。
特に手動で炭酸を注入するモデルの場合、炭酸の注入量は自分の調整次第。
メーカーが公表する理想のランニングコスト通りとはいかない場合があるため、購入はコスト面だけでなく炭酸水メーカーのメリット、デメリットをしっかり把握したうえで検討したいです。
市販ペットボトル炭酸水とコストを比較してみた
市販のペットボトル炭酸水を買う場合と、炭酸水メーカーで炭酸水を作る場合、どちらがコスパが良いのか?
比較したペットボトル炭酸水は、「アサヒ飲料 ウィルキンソン」です。
炭酸水の価格(目安)は次の通り。市販ペットボトル炭酸水と比較してもコスパは悪くありません。
ちなみに、ペットボトルの水を使うとコスパが悪くなるため、炭酸水は水道水を使って作っています。
- 炭酸水メーカー:約14円/500mL
- 市販ペットボトル炭酸水:約93円/500mL(2024年12月Amazon価格)
元が取れるのはいつ?
例として、人気炭酸水メーカー「ソーダストリーム」の場合について検討してみました。
ソーダストリームの場合、強炭酸は約40円/500mLです。
炭酸水メーカーには、ソーダストリームの人気機種TERRAを選びました。
ソーダストリームのコストシミュレーションによると、本体価格(初期費用)をふまえても、1日500mL炭酸水を飲むご家庭なら、約9ヶ月以降で元が取れる結果になりました!

炭酸水メーカーのメリット
ここまでお伝えした通り、炭酸水メーカーのコスパは悪くありません。
ただ、使い方によってランニングコストがメーカー公表値通りとはいかないのも確か。
では、わが家では、どうして炭酸水メーカーを使っているのか?
炭酸水メーカーを使う中で感じた炭酸水メーカーのメリットについてお伝えします。
いつでも炭酸水を楽しめる
炭酸水メーカーを使い始めて特に便利になったのが、いつでも好きな時に炭酸水を飲めるようになったこと。
わざわざストックしたり、買いに行ったりする必要がないので、自宅で気軽に楽しめる飲み物の種類がグッと増えました!
炭酸水のストックで圧迫されていたスペースも広く使えるようになって嬉しいです。
ペットボトルゴミが出ない
炭酸水ペットボトルをストックしているというご家庭だと、ペットボトルゴミが出てしまうのがデメリット。
ペットボトルはかさ張るし大変です…!
一方、炭酸水メーカーはペットボトルではなく使いまわせる専用ボトルを使うため、ゴミが出ない点がメリット!
ゴミ捨てはしなくて良いし、ゴミの置き場所は不要だしと、かなり楽になりました。
炭酸を作る量や強さを調整できる
ペットボトルの炭酸水で好きなものがあれば良いですが、好みのものがないという場合もありますよね。
炭酸水メーカーなら、美味しい水で、好きな強さの炭酸を作ることができます。
お風呂上りは強炭酸、朝は弱炭酸など気分に合わせて作ることもできるのは炭酸水メーカーならではのメリットです。
水以外の飲み物でも炭酸を楽しめる
炭酸水メーカーのモデルによっては、水以外にも炭酸を注入することができます。
ジュースを炭酸にするのも良いし、カクテルなどを楽しむのにもおすすめ!
ちなみに、ソーダストリームは水以外に利用できないためご注意ください。
炭酸水メーカーのデメリット
実際に炭酸水メーカーを使っていて便利さを実感しているものの、正直、炭酸水メーカーを買うときは悩みました…!
炭酸水メーカーについてデメリットをお伝えします。
初期費用が高い
ペットボトル炭酸水を買う場合と比較すると、初期費用が高いのはデメリット。
最初に費用がしっかりかかるので、購入前にはかなり悩みました…。
失敗したくないなと不安なら、まずはレンタルでお試ししてみるのもおすすめです。
ガスシリンダーの交換費用が必要
炭酸水メーカーを使っていると、ガスシリンダーの交換する費用や手間が必要です。
ガスシリンダーを購入できる場所はメーカーごとに異なりますが、家電量販店、スーパー、ホームセンター、インターネット通販などが対応しています。
新しいガスシリンダーの購入時には、古いガスシリンダーと交換してもらう必要があるため手間がかかります。
故障のリスクがある
炭酸水メーカーは家電なので、故障のリスクがあります。
わが家で使っている炭酸水メーカーは約5年ほど使用中。
今のところ不具合を感じたことはないものの、どれくらいの期間で故障するんだろう?というのは最初は心配でした。
置き場所が必要
炭酸水メーカーのモデルによってサイズは異なりますが、炭酸水メーカーの置き場所を用意する必要があります。
自宅で使っている炭酸水メーカーは高さが高いので、低めの棚の上に置き場所を作りました。
ボトルに水を入れて使うので、キッチン近くに置き場所を作ると便利です。
コスト重視!炭酸水メーカーの選び方
コスパの良い炭酸水メーカーを選ぶために、どんな部分に注目したら良いのか?
炭酸水メーカーの選び方についてお伝えします。
シリンダー式、カートリッジ式で選ぶ

炭酸水メーカーは、ガスの注入方法によって「シリンダー式」「カートリッジ式」の2種類に分類されます。
「シリンダー式」は、コスパ良くガスを注入できるのがメリットで、コスパの良い炭酸水メーカーを探している方におすすめです!
一方、「カートリッジ式」はコスパは悪くなりがち。ただ、持ち運びしやすいため、キャンプなどアウトドアでの利用を考えている方に向いています。
ガスシリンダー交換コストを比較する
「シリンダー式」の炭酸水メーカーの中でも、コスパの違いがあります。
交換コストを安くするなら、大容量のお得なガスシリンダーに対応したドリンクメイトがおすすめ!
ガスシリンダーの容量が大きいと、交換の手間を減らすことができる点もメリットです。
水専用か、水以外対応かで選ぶ
炭酸水メーカーは、水のみに使える「水専用」モデルと、ジュースなど水以外にも使える「水以外対応」モデルがあります。
「水専用」モデルは、本体代が安くなりやすいので、初めての炭酸水メーカーとしてもおすすめです。
一方、「水以外対応」モデルは、ジュースなどにも炭酸を注入できるため、飲み物のバリエーションがグッと広がります!
手動式、電動式で選ぶ
炭酸水メーカーには、「手動式」と「電動式」があります。
「手動式」は、本体価格が安くなりやすく、電気を使わないため置き場所を選ばない点がメリット!
コスト重視で炭酸水メーカーを選びたい方におすすめです。
一方、「電動式」は、同じ強さの炭酸を簡単に作りやすい点がメリット。
炭酸水メーカーの操作が不安という方も、簡単に炭酸づくりを楽しめます。
コスパ最強のおすすめ炭酸水メーカー
ここまで炭酸水メーカーのコスパについてお伝えしてきました。
では、実際にどの炭酸水メーカーを選べば良いのか?
コスパの良いおすすめメーカーを選んでみました。
ドリンクメイト|コスパ最強の大容量ガスシリンダー

コスパ重視で炭酸水メーカーを選ぶなら、まずおすすめしたいメーカーが「ドリンクメイトです。
特徴は、142Lもの大容量ガスシリンダーに対応していること。
コスパが良い他、ガスシリンダー交換の手間も減らすことができます!
特におすすめしたいモデルは、大容量ガスシリンダーに対応した以下の2モデル。
わが家ではマグナムスマートを使っています!
ソーダストリーム|手軽な人気メーカー

ソーダストリームは人気のメーカーで、インターネット通販の他、さまざまな場所でガスシリンダーを購入しやすい点がメリット!
計算上のコスパはドリンクメイトより悪くなってしまうものの、モデルが豊富でデザインが選べたり、ガスシリンダーを購入しやすかったりとメリットもたくさんあります。
おすすめモデルは「Terra」。コスパの良いシンプルな手動モデルです。
ソーダストリームは、水以外に炭酸を注入できないため、ジュースなどに炭酸を注入したい方はご注意ください。
炭酸水メーカーはレンタルできる!
炭酸水メーカーの中でも特に人気の「ソーダストリーム」はレンタルにも対応。
エアクロモールで実際にレンタルしてお試しすることができます。
レンタルなら、実際の使い心地や炭酸の強さを確かめられるので安心。
炭酸水メーカーの購入に迷っている方におすすめの方法です。
炭酸水メーカーのよくある質問
炭酸水メーカーについて、気になりがちなポイントについてまとめました。
炭酸水メーカーはどんな費用がかかる?
炭酸水メーカーは購入時の初期費用(本体代)の他、ランニングコストとしてガスシリンダー代がかかります。
ガスシリンダーをインターネット通販で購入する場合、注文量やメーカーによっては送料がかかる点にご注意ください。
炭酸水メーカーは持ち運べる?
ガスシリンダー式の炭酸水メーカーは大きいため持ち運びにくい点がデメリット。
持ち運びを検討して言える場合、コンパクトサイズなガスカートリッジ式の炭酸水メーカーについても検討してみることをおすすめします。
また、炭酸水メーカーの持ち運びには、直射日光を避ける、平らで安定した面で利用する、ガスシリンダーは取り外すなどいくつか注意点があります。