スマートホーム化に挑戦したいなら、まずは「スマートリモコン」をそろえるのがおすすめ!
SwitchBot、Nature Remo、ラトックシステムなど各メーカーから販売されている人気スマートリモコンからどれを選べば良いのか?
この記事では、おすすめスマートリモコンや選び方についてお伝えします。
スマートリモコンとは
スマートリモコンとは、家電をスマホアプリから操作できるようにするデバイスのことです。
対応する家電は赤外線リモコンなどが付属している赤外線通信対応の家電で、テレビ、エアコン、照明など多くの家電が該当します。
スマートリモコンがあれば、古い家電を買い替えずにスマートホーム化に挑戦することも可能。
スマートホーム化するなら、まずスマートリモコンについて検討することをおすすめします。
スマートリモコンで赤外線通信家電をスマートホーム化
スマートリモコンを購入したら、早速スマホアプリやスマート化したい家電と連携していきます。
登録の詳しい手順はメーカーごとに異なりますが、基本的な流れは似ています。
この記事では、人気スマート家電メーカーである「SwitchBot」の場合についてスマートリモコンの登録方法を解説します。
スマートリモコンをアプリに登録する

まずは、スマートリモコンをアプリに登録します。
SwitchBotの場合、アプリ右上の「+」ボタンから「デバイスを追加」を選択。
後は、アプリの表示の通りにWi-Fiを選択して、パスワードを入力するだけです。
登録にかかる時間は数分ほどで、アプリ画面通りに操作するため、簡単に登録が終わりました。
家電の赤外線リモコンを用意する

続いて、アプリ画面からデバイスを待機状態にしたら、用意した家電の赤外線リモコンのボタンを押します。
すると、対応家電をスマートリモコンが自動で検出。
スマホアプリ上にリモコン候補が表示されます。
リモコン候補が表示されない場合でも、1つずつボタンを登録していくことはできます。
家電を操作できるか確認する

表示されたリモコン候補から家電を操作できるか確認します。
SwitchBotの場合、いくつかのリモコン候補が表示されることが多いため、1つ目の候補で操作できないなら、2つ目の候補でというように確認していきます。
ここまで終わったら、家電をスマホから操作できるようになりました!
スマートリモコンの選び方
では、数多くの種類のスマートリモコンの中から、どれを選べば良いのか?
スマートリモコンを選ぶ上で、比較したいポイントについてお伝えします。
価格を比較する
スマートリモコンの価格には、バラつきがあります。
5,000円台で購入できる安めな製品もあれば、10,000円を超えるような高価な製品もあります。
傾向として、センサー内蔵のスマートリモコンは価格が高くなりがち…。
スマートリモコンにどの程度の機能を求めるのか、しっかり検討したうえでの購入をおすすめします。
アプリの使いやすさを比較する
アプリ画面の使いやすさは好みもありますが、個人的にはSwitchBot、Nature Remoは直感的に操作がしやすくて気に入っています。
どちらも初期設定がしやすいメーカーなので、初めてスマートリモコンを購入するという方にもおすすめです。
センサーは内蔵か、別か
スマートリモコンには、センサー内蔵の製品と、センサーを内蔵していないシンプルで安い製品があります。
温湿度などのセンサー、スマートリモコンは連携させると、家電を自動で操作できて便利ですが、内蔵が良いかどうかは好みで選んでしまえばOKです。
「センサー内蔵スマートリモコン」は、設置場所がかさ張らず、スッキリと設置できる点が魅力。
一方、「別でスマート温湿度計を準備する」場合、スマートリモコンはリビング、温湿度計は玄関のように置き場所の自由度が高い点が魅力です。
Matter対応か
Matterとは、スマートホームの共通規格で、Matter対応製品であればメーカーに関係なく接続できます。
これまでメーカーごとに縛られていたスマート家電ですが、Matter対応の製品が増えたことで、より自由に製品を選択できるようになりました。
まだ対応製品が出始めたばかりの段階ではありますが、これからスマート家電を購入するなら、Matter対応かどうかもチェックしておきたいです。
他スマート家電との連携を比較する
Matter対応製品でない場合、スマートリモコンによっては連携できるスマート家電の種類が限定的になってしまいます。
スマートリモコンだけでなく、今後他のスマート家電も購入するかもしれないなら、他スマート家電との連携についてもチェックしておきたいです。
SwitchBotは自社スマート家電の種類が多く、連携が非常にしやすいため気に入っています!
赤外線対応範囲をチェックする
スマートリモコンには、赤外線送信範囲があります。
例えば、人気スマートリモコンである「SwitchBot ハブ2」の赤外線最大送信距離は約30mで、「SwitchBot Hub Mini」の約2倍です。
かなり広い部屋で利用する場合は、スマートリモコンの赤外線送信範囲にも注意してみてください。
スマートリモコンおすすめ人気製品4選
各メーカーから販売されているスマートリモコンの中から、特に人気のおすすめスマートリモコンを選びました。
スイッチボット SwitchBot Hub Mini

初めてスマートホームに挑戦する、シンプルな機能性で十分という方におすすめしたいスマートリモコンが「SwitchBot Hub Mini」です。
温湿度計などのセンサーには非対応。機能がシンプルなので、初期費用を安く抑えてスマートホーム化を始められます。
本体の機能はシンプルですが、必要に応じてSwitchBotの各スマート家電(温湿度計、人感センサーなど)を買い足して連携することも可能。
好みに合わせて、どんどんスマートホーム化していくことができます。
スイッチボット SwitchBot ハブ2

同じく、スイッチボットのスマートリモコンでおすすめしたい製品が「SwitchBot ハブ2」です。
「SwitchBot Hub Mini」との大きな違いは温湿度センサーが搭載されていることで、本体表面に分かりやすく温湿度が表示されています。
これ1台で、30℃を超えたらエアコンオンのような温湿度をトリガーとした家電の自動操作が可能。
Matter対応でもあり、こちらもおすすめのスマートリモコンです。
ネイチャーリモ Nature Remo Lapis

ちょっと変わったデザインのスマートリモコンが欲しい!という方におすすめしたい製品が「Nature Remo Lapis」です。
見た目は、ほぼ石!ホワイトやブラック、角ばった形の多いスマートリモコンの中では、異色のデザインです。
これでスマートリモコンとして使えるの?と気になってしまいますが、スマートスピーカーとの連携にも対応。温湿度センサーも内蔵されています。
もちろんMatter対応なので、機能性は十分。インテリアに馴染むスマートリモコンを探しているなら要チェックです。
ラトックシステム smalia RS-WBRCH1

「ラトックシステム smalia RS-WBRCH1」は、温湿度センサー、照度センサーを搭載したスマートリモコンです。
365日対応の専用サポート窓口が設置されているため、セットアップなどが不安な方におすすめ。
ただ、新規格であるMatterには非対応。連携できるスマート家電の種類が少なめな点には注意が必要です。
スマートリモコンの機能比較表
ここまでお伝えしたおすすめ人気スマートリモコンを含む各種人気スマートリモコンについて機能の違いを比較表にまとめました。
メーカー | 製品 | 参考価格 | 家電プリセット数 | 壁スイッチ操作 | センサー内蔵 | スマートスピーカー連携 | Matter対応 | 赤外線送信範囲 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
SwitchBot | SwitchBot Hub Mini | 5,980円 | 83,934種類 | ◎ +指ボット |
△ 別売り |
◎ | ◎ | 最大30m |
SwitchBot ハブ2 | 9,980円 | 83,934種類 | ◎ +指ボット |
|
◎ | ◎ | 最大30m | |
Nature Remo | Nature Remo Lapis | 7,980円 | - | 押すだけ +セサミボット |
|
◎ | ◎ 最大20台連携可 |
30畳程度 |
Nature Remo mini 2 | 5,480円 | - | 押すだけ +セサミボット |
|
◎ | × | 30畳程度 | |
Nature Remo mini 2 Premium | 5,980円 | - | 押すだけ +セサミボット |
|
◎ | × | 60畳程度 | |
Nature Remo nano | 4,980円 | - | - | × | ◎ | ◎ 最大3台連携可 |
10畳程度 | |
Nature Remo 3 | 9,980円 | - | 押すだけ +セサミボット |
|
◎ | × | 30畳程度 | |
ラトックシステム | smalia RS-WBRCH1 |
7,980円 | 約10,000種類 | × |
|
◎ | × | 最大25m |
メーカー | 製品 | 参考価格 | 家電プリセット数 | 壁スイッチ操作 | センサー内蔵 | スマートスピーカー連携 | Matter対応 | 赤外線送信範囲 |
プラススタイル | PS-IRC-W02 | 7,678円 | - | × |
|
◎ | × | 最大25m |
エジソンスマート | DIR-S08PROBK | 2,970円 | - | × |
|
◎ | × | 最大10m |
DIR-S15PROWH | 4,290円 | 20,000以上 | × |
|
◎ | × | 最大10m | |
アイリスオーヤマ | SMT-RC1 | 5,980円 | - | × | × | ◎ | × | - |
リンクジャパン | eRemote5+ | 7,500円 | - | × |
|
◎ | × | - |
TP-Link | Tapo H110 | 3,980円 | - | × | × | ◎ | ◎ | - |
スマートリモコン操作をより便利に
スマートリモコンがあれば、古い家電を買い替えずにスマートホーム化するのも夢じゃありません!
すごく便利な製品ですが、家電操作のためにスマホアプリを開くのがちょっと面倒くさい…。
そんな方に向けて、スマートリモコンをもっと便利にする方法をまとめました。
アレクサ等スマートスピーカーで音声操作する

1番おすすめしたい方法は、アレクサなどスマートスピーカーと連携する方法です。
多くのスマートリモコンはスマートスピーカーとの連携に対応。
連携することで、「アレクサ、照明をつけて」のように音声による家電の操作ができるようになります。
スマホを持っていない家族がいる場合にもおすすめの方法です。
学習リモコンで操作する

アレクサでの音声操作は便利ですが、テレビのチャンネル変更など一部相性の悪い操作もあります。
そこでおすすめしたい方法が「SwitchBot学習リモコン」を使う方法です。
SwitchBot学習リモコンには、各種SwitchBotスマート家電を登録できて、リモコン感覚で操作できます。
操作が直感的なので、スマホを持っていない家族がいるご家庭でも使いやすい他、来客時にも便利でおすすめ!
SwitchBotスマート家電以外には非対応な点にはご注意ください。
アプリウィジェットで操作する

簡単に挑戦できる方法としては、アプリウィジェットを利用する方法があります。
メーカーごとに対応するウィジェットはさまざまですが、オン、オフなど簡単な操作に対応したウィジェットが提供されています。
スマホアプリを起動する手間は省けるため、必要に応じて検討してみてください。
スマートリモコンのよくある質問FAQ
初めてのスマートホーム化にもおすすめなスマートリモコンですが、初めてなら特に気になることが多数。
私自身、スマートリモコンを初めて購入したときには不安なことだらけでした。
そこで、スマートリモコンについて気になりがちなポイントをQ&Aでまとめました。
古い家電をスマートリモコンで操作することはできる?
スマートリモコンは、赤外線通信対応の家電をスマホ操作できるようにするものです。
古い家電も含め、赤外線リモコンなどが付属している赤外線通信対応の家電の操作に対応しています。
ただ、古い家電の場合、スマートリモコンにプリセットがなく、登録に手間がかかる可能性はあります。
照明をスマート化する方法は?
赤外線リモコンが「付属」した照明の場合、スマートリモコンを使ってスマート化できます。
赤外線リモコン「非対応」の照明の場合、壁スイッチをSwitchBot指ボットなどでスマート化するか、スマート照明に交換することでスマート化できます。
安くておすすめのスマートリモコンは?
スマートリモコンの価格はモデルごとにばらつきがありますが、センサー非搭載のモデルは価格が安くなる傾向があります。
SwitchBot Hub Miniは、本体自体にはセンサー非搭載ですが、各種SwitchBotスマート家電と連携することで各種センサーと後付けで連携することができて、おすすめな製品です。
スマートリモコンの設置場所はどこがおすすめ?
スマートリモコンは赤外線を発して家電を操作します。
赤外線はドア、壁などの障害物で遮られるため、障害物の少ない天井付近への設置がおすすめです。
複数の部屋の家電を操作したい場合、部屋ごとにスマートリモコンを用意することをおすすめします。
スマートリモコンの操作にはスマートフォンが必要?
スマートリモコンの初期設定などには、スマホアプリを利用するためスマートフォンが必要です。
初期設定終了後、利用時にはアレクサ、学習リモコンなどを介することで、スマホを持っていない家族でも利用することができます。
スマートリモコン売れ筋ランキング
参考として、Amazon、楽天市場におけるスマートリモコンの売れ筋ランキングは以下のリンクから確認できます。
スマートリモコンは、レンタルでお試しもできますが一時的な利用の場合、設定やリセットの手間がかかります。
不安な場合は、利用者のレビューをチェックするのがおすすめです。