ビジネス用からホームシアター向けモデルまでさまざまなラインアップを取りそろえたBenQ(ベンキュー)プロジェクター。
この記事では特に家庭向けにおすすめのモデルに絞って「BenQプロジェクターを比較して選ぶおすすめ」をお伝えします。
おすすめは?BenQプロジェクター特徴別3つのモデル
さまざまなプロジェクターを取りそろえたBenQ(ベンキュー)ですが、家庭向けモデルを分類すると大きく3つに分かれます。
それぞれの特徴もふまえ、簡単にまとめてみました。
映画好きに!ホームシネマ向けプロジェクター

ホームシネマ向けプロジェクターは、解像度、コントラスト比、輝度など「映像の鮮明さ」が特徴。
CinematicColor™、HDRなどにも対応し、色の再現性が高く、臨場感あふれる映像で、映画に没入したい方には特におすすめです。
一方、高機能な分、値段は高め。本格的な設備を実現したい方にはピッタリですが、いきなり導入するにはハードルが高く感じました…。
なめらかな映像!ゲーム/スポーツ向けプロジェクター

サッカーなど激しい動きを伴う映像を楽しみたい方におすすめのプロジェクターが「ゲーム/スポーツ向け」タイプです。
16.7msの低入力遅延を実現したモデルや、スポーツモードを搭載したモデルなどが発売されています。
それぞれ、ゲームに適したモデル、スポーツ観戦に適したモデルなど特徴があるので、各々の希望に合わせて選択してみてください。
特におすすめ!モバイルプロジェクター

初めてのプロジェクターとしてもおすすめの選択肢が「モバイル」タイプです。
バッテリー搭載、軽量、小型などの特徴があり、名前の通り持ち運びが可能。
キャンプなどアウトドアで楽しみたい方はもちろん、家の中でも気軽に持ち運んで寝室、リビングなどいろいろな部屋で楽しむのに便利です!
BenQモバイルプロジェクターは、天井投影を手軽に楽しめるモデル、子供と使いやすいモデルなどそれぞれ特徴があって、ご家庭にあった選択肢を選べます。
BenQモバイルプロジェクターGV30のレビュー記事はこちら
7つのポイントを比較!BenQプロジェクターの違い
BenQプロジェクターから、自分に合ったモデルを選ぶために比較したいポイントをまとめてみました。
比較ポイントは大きく分けて7つ。自分が重視したいポイントはどこか、チェックしてみてくださいね。
- 映像の鮮明さ(解像度、色の再現性、コントラスト比)
- 輝度(ルーメン、HDR対応)
- 設置性(台形補正、ズーム、投影距離、オートフォーカス)
- スピーカー(内臓スピーカー、オーディオ出力)
- Android TVへの対応
- ゲーム、スポーツへの対応(遅延、モードの有無)
- 持ち運び(バッテリー、専用キャリーバッグ)
映像の鮮明さ(解像度、色の再現性、コントラスト比)
4K映像が見たい、好きな映画やライブに没入したい。
映像の鮮明さを重視したい場合、解像度、色の再現性、コントラスト比などをチェックしてみてください。
価格は高くなりますが、BenQからは4K対応のプロジェクターも発売されています。
明るさ(ルーメン、HDR対応)
昼間でもプロジェクターを使いたいという方にチェックしてほしいポイントは映像の明るさです。
プロジェクターの光源の明るさを表す際によく使用される単位が「ルーメン」と「ANSIルーメン」です。数値が大きくなるほど、明るいことを意味します。
表すものが異なるため、「ルーメン」と「ANSIルーメン」は単純に比較できない点に注意してください。
また、映画をよくみるという方は暗いシーンも鮮明に楽しめる「HDRへの対応」もチェックしてみてください。
設置性(台形補正、ズーム、投影距離、オートフォーカス)
家具の配置などによっては、スクリーンに向かってまっすぐ投影できず、斜めになってしまうなど設置に困る場合もあります。
「台形補正」や「ズーム」に対応したプロジェクターは、ある程度いろいろな場所からの投影に対応できるので、ササッと設置しやすく助かります。
また設置後に自動でピントを調整する「オートフォーカス」に対応したプロジェクターだと、スムーズに映像を楽しめて便利です。
狭い部屋でも100インチの大画面を楽しみたいという場合は、短距離でも大画面を実現できる「短焦点タイプ」をチェックしてみてくださいね!
スピーカー(内蔵スピーカー、オーディオ出力)
ライブなどを楽しむなら、特にスピーカーの性能は重要ですよね。
BenQのプロジェクターは、内蔵スピーカー+ウーファーを搭載したモデルなど音にこだわったモデルも発売されています。
また、外部スピーカーに接続する場合は音声出力端子も重要。自宅のスピーカーと接続できるかチェックしてみてください。
Android TVへの対応
プライムビデオ、TVerなどアプリをインストールして豊富なコンテンツを楽しみたいなら、Android TV対応のプロジェクターがおすすめです。
プロジェクターによっては「Android TV」ではなく、サードパーティのアプリストア「Aptoide TV」に対応。
「Aptoide TV」でも問題なくアプリをインストールできますが、対応アプリ等が異なる場合があるため、購入前には要チェックです。
ゲーム、スポーツへの対応(遅延、モードの有無)
プロジェクターで本格的にゲームを楽しもうとすると、FPSなどでは遅延してしまって全く楽しめなかった…という場合もあります。
ゲームへの対応を重視する場合、「低入力遅延」のモデルなどをチェックしてください。
また、サッカーなど動きの激しいスポーツを楽しむ場合、「スポーツモード」を搭載し滑らかな映像を実現したモデルがおすすめです。
持ち運び(バッテリー、専用キャリーバッグ)
キャンプなどアウトドアで楽しむなら「内蔵バッテリー」や「専用キャリーバック」に対応していると安心。
BenQモバイルプロジェクターは、落下衝撃耐性も備えているので、外に持ち運びたい方も選びやすくなっています。
比較表まとめ:BenQプロジェクター11モデル
ここまでお伝えしてきたポイントについて、BenQプロジェクター各モデルの対応状況を比較表にまとめました。
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製品スペック | ホームシネマ向け | 製品スペック | ゲーム/スポーツ向け | 製品スペック | モバイル | ||||||||
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CinePrimeシリーズ | CineHomeシリーズ | ||||||||||||
特徴 |
| 色を忠実に再現(CinematicColor™) | 特徴 | 低遅延、なめらかな映像など | 特徴 |
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モデル | HT5550 | HT3550i | HT2550M | HT2150ST | モデル | GK100 | TK700STi | TK800M | TK850i | モデル | GV30 | GS50 | GS2 |
Android TV対応 | × | ◎ | × | × | Android TV対応 | Aptoide TV | ◎ | × | ◎ | Android TV対応 | ◎ | ◎ | Aptoide TV |
解像度 | 4K UHD (3,840 x 2,160) | フルHD (1,920 x 1,080) | 解像度 | 4K UHD (3,840 x 2,160) | 解像度 | HD (1,280 x 720) | フルHD (1,920 x 1,080) | HD (1,280 x 720) | |||||
色再現性 | 約10億7000万色 | 色再現性 | 約10億7000万色 | - | - | 約10億7000万色 | 色再現性 | 1670万色 | 約10億7000万色 | ||||
コントラスト比 | 100,000:1 | 30,000:1 | 10,000:1 | 15,000:1 | コントラスト比 | 100,000:1 | 10,000:1 | 10,000:1 | 30,000:1 | コントラスト比 | 100,000:1 | ||
HDR対応 | ◎ | ◎ | ◎ | × | HDR対応 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | HDR対応 | × | × | × |
明るさ | 1,800ANSIルーメン | 2,000ANSIルーメン | 2,000ANSIルーメン | 2,200ANSIルーメン | 明るさ | 1,000ルーメン | 3,000ルーメン | 3,000ルーメン | 3,000ルーメン | 明るさ | 300ANSIルーメン | 500ANSIルーメン | 500ANSIルーメン |
台形補正 | 垂直、水平 | 垂直 | 台形補正 | 垂直 | 垂直、水平 | 垂直 | 垂直 | 台形補正 | 垂直 | 垂直、水平 | 垂直 | ||
ズーム | 1.6倍 | 1.3倍 | 1.1倍 | 1.3倍 | ズーム | 固定 | 1.2倍 | 1.1倍 | 1.3倍 | ズーム | 固定 | 固定 | 固定 |
投影距離 (100インチ) | 約3.0m~4.8m | 約2.5m~3.25m | 約3.32m~3.65m | 約1.52m~1.84m | 投影距離 (100インチ) | 約1.77m | 約1.99m~2.39m | 約3.32m~3.65m | 約2.5m~3.25m | 投影距離 (100インチ) | 約2.66m | 約2.54m | 約2.88m |
製品スペック | ホームシネマ向け | 製品スペック | ゲーム/スポーツ向け | 製品スペック | モバイル | ||||||||
モデル | HT5550 | HT3550i | HT2550M | HT2150ST | モデル | GK100 | TK700STi | TK800M | TK850i | モデル | GV30 | GS50 | GS2 |
入力端子 |
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| 入力端子 |
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| 入力端子 |
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Bluetooth対応 | × | × | × | × | Bluetooth対応 | ◎ | × | × | × | Bluetooth対応 | ◎ | ◎ | ◎ |
音声出力端子 |
| 3.5mmミニジャック | 音声出力端子 |
| 3.5mmミニジャック | 音声出力端子 | 3.5mmミニジャック | ||||||
内蔵スピーカー | - | 5W×2 | 5W×1 | 10W×2 | 内蔵スピーカー | 10W×2 | 5W×1 | 5W×1 | 5W×2 | 内蔵スピーカー | 4W×2+8W(ウーファー) | 5W×2+10W(ウーファー) | 2W×2 |
ゲーム/スポーツ | - | - | - | ゲームモードあり | ゲーム/スポーツ | 60fps | 16.7msの低入力遅延 | スポーツモードあり | スポーツモードあり | ゲーム/スポーツ | - | - | - |
内蔵バッテリー | - | - | - | - | 内蔵バッテリー | - | - | - | - | 内蔵バッテリー | 約2.5時間 | 約2.5時間 | 約2.5時間 |
重さ | 6.5kg | 4.2kg | 4.2kg | 3.6kg | 重さ | 4.1kg | 3.1kg | 4.2kg | 4.2kg | 重さ | 1.6kg | 2.3kg | 1.6kg |
サイズ (幅×高さ×奥行) | 492mm×168.5mm×349mm | 380mmx127mmx263mm | 353mmx135mmx272mm | 380.5mm×121.7mm×277mm | サイズ (幅×高さ×奥行) | 195mmx224mmx195mm | 312mmx110mmx246mm | 353mmx135mmx272mm | 380mmx127mmx263mm | サイズ (幅×高さ×奥行) | 120mmx196mmx185mm | 186mmx154mmx146mm | 139mmx144mmx139mm |
キャリーバッグ | × | × | △ | ◎ | キャリーバッグ | × | × | × | × | キャリーバッグ | ◎ | ◎ | ◎ |
BenQプロジェクターで大迫力の映像を楽しもう!
この記事では「BenQプロジェクターを比較して選ぶおすすめ」をお伝えしました。まとめると次の通り。
- 映画好きなら、ホームシネマ向け
- なめらかな映像なら、ゲーム/スポーツ向け
- 迷ったら、モバイル
特にモバイルプロジェクター「GV30」は、片手で天井投影を実現した独自のデザインが魅力。
他にはないデザインで、手軽にプロジェクターを楽しみたい方にピッタリです!
BenQモバイルプロジェクターGV30のレビュー記事はこちら